母親から借金しました

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“私は20代の頃に契約社員として働いていたのですが、その当時は摂食障害に悩まされていました。症状として過食嘔吐が止まらないため、仕事が休みの日は一日中自宅で食べて吐いての繰り返しでした。当然食費がかさみます。
当時の契約社員の給料ではまかなえませんでした。止めようと思いつつも食材をカードで支払い、その支払いをキャッシングしたお金で返済して、その返済をまたキャッシングで…、というように自転車操業状態に陥っていました。気づいたときには返済金額が膨れ上がり、200万円を超えてしまっていました。
一人暮らしをしていた私の過食衝動を止めてくれる人はいません。それどころか酷くなる一方で、それに比例して返済額も増えていきます。クレジットカードも複数使用して、いずれもリボ払い…。そうでないと返済できないからですが、返済額はいつまでたっても減りません。
私は最後の手段として、母親に相談しました。まさか200万円もの大金を母親から借りるつもりはありませんでしたが、母親は黙って全額を用意してくれました。「とにかく一旦全額返済しないと、手数料分しか払えなくていつまでたっても減らないから」と…。
そのお陰で私は借入金を全額返済することができました。しかし母親から多額の借金をしてしまいました。消費者金融などから借りることを思うと無利子ですしマシですが、借金であることに変わりはありません。
そして毎月少額でも必ず母親に返済するために、一人暮らしを止め、実家に戻りました。キャッシングやリボ払いの負のループは本当に怖いです。母親から借りていなければ今頃どうなっていたかと思うと、ゾッとします。”