借金は人の人生を狂わせる

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私の父はギャンブルが好きでパチンコや競馬などをよくしていました。決して我が家は裕福ではなかったので一体どこからそのお金を賄っているのか疑問に思っていました。よく父当てに督促状と書かれた手紙がきており、家族で父に問い詰めると消費者金融で借金を重ねているということでした。その額も相当なもので、明らかに普通に仕事をしていて返済できるような額ではありません。しかし返済しなければどんどん利子が膨れ上がります。祖父母も年金暮らしであるため経済的余裕はなかったため、母の兄に相談して借金を肩代わりしてもらいました。借金を肩代わりしてもらってからは、母の兄に頭が上がらなくなりました。また、親戚中に我が家の借金事情が知れ渡ったため、親戚と会うのも気まずく、このまま疎遠になってしまいました。借金をするまでは行事毎に親戚で集まったりと、わりと関係性が良かったのですが、この借金をきっかけにその関係性は全て崩れ去りました。私が結婚する時も母に止められ知らせることもできず、親戚の誰からも祝福してもらうことができませんでした。このようなことがあっても父の借金癖は直らず、その後も借金を繰り返していました。結局母とは離婚し、今はどうしているのかわかりませんが、ギャンブルは依存性があるので今でも借金を繰り返していると思います。この先、頼れる家族もなく父はどのような老後を過ごすのでしょうか。このように、借金は借金した本人だけでなく、周囲の人間の人生も狂わせ不幸にします。私は、この父の行動を反面教師にし、借金は絶対にしないと心に誓っています。